【2019/11】新型ハスラー(コンセプト)記事vol.2『インパネ編』。先代からの変更点を新旧大量写真で大紹介!

さて、皆様前回の記事vol.1は読んで頂けましたでしょうか?外装編という事で、前回は見た目やエクステリアデザインに特化した内容ではありましたが、それに対応するようにした今回の記事は、内装、

特にインパネデザインに特化

したものとなっております。

インパネだよ?インパネだけで2,500字も書いちゃったよ!?バカなの?

新型ハスラー(コンセプトモデルですが、市販バージョンと遜色ないとの判断によりこのように呼ばせていただきます)は外観こそ先代の特徴を色濃く受け継いでおりますが、インテリアはかなり激変したものとなっております。そのインテリアの顔とも言うべきインパネデザインのみの記事、どうぞごゆっくりご覧ください!

もちろん、今回も大量写真にて先代ハスラーとの比較をたっぷりと!非常にマニアックな視点で!行っておりますよ~

◎ インパネ全体のデザイン

インパネがまず第一の印象としてかなり変更されたと思わしき部分です。もちろん、先代ハスラーは2014年にデビューしていますので、5年も経過すればインテリアデザインも変わるでしょ!と思うものですが、エクステリアのキープコンセプト具合があるだけに、その変貌ぶりは目を見張るものがあります。

これが先代のインパネ  ⇓

この中で例えば、ステアリングやエアコン操作パネルは基本的に他車流用…というか共通部品として元々作られている部品であり、そのような共通部品は何年も先まで「どのクルマに使われるものなのか」というものは決まっています。つまり、5年も経てばデザインが変更されるのは間違いありませんので、それはデザインの印象としては除きます

ですが、一見して分かるのは、『タフでSUVらしさが増した』という事でしょうか。やはりインパネ中央に位置する『ボディカラーのプロテクションフレーム』が大きなポイントでしょう。

どこまで複数のボディカラー、またはグレードに対応しているか現時点では不明です(ピンクのボディカラーのおそらく上級グレードと、カーキのボディカラーのおそらく普及グレードはホワイトフレームだった)が、スズキのクルマでここまでインパネに大胆にカラーリングをあしらうのは始めての事ではないでしょうか。

それくらい、インパクトが強く新型ハスラーを象徴するインテリアポイントと言っても過言では無いでしょう。

まるでアウトドアウォッチの対ショックフレーム、ベゼルのように、タフネスさを表すデザインになっています。先代ハスラーは丸形のエアコンルーバーのデザインも相まってファニーな印象でしたが、今回の新型ハスラーは非常にSUV色が強くなっていますので、果たして女性ユーザーの受けがどのようになるかは非常に注目すべきところかなと思います。


◎ 他のスズキ車との共通デザインとは

ここで先代との比較ではないのですが、SUVが増したと言いつつも少しインパネの印象が似ているクルマがスズキにはあります。

…そう!クロスビーです!

先代ハスラー、クロスビー、そして新型ハスラー…この3台に共通してあしらわれているデザインテーマが、実はあるのです!皆様お分かりになりますでしょうか?

正解は…




『インパネ上下2段に走るパイプフレームのデザイン』

です!(うわぁ…マニアック…引くわ…)

…と、思われても仕方ないくらいスーパーマニアックなこのデザイン論…解説しますね!

●クロスビーでは、ベージュのカラーパネル上部を覆うようなダッシュボードのブラックのパイプフレームと、フルオートエアコンのシルバーシリンダースイッチクラスターを貫くようなブラックの同じくパイプフレームが。

●先代ハスラーでは、中央のオーディオクラスター左右の上下に繋がるシルバーのパイプフレームが計4本見え、それがカラーインパネの裏側に走っているイメージ。

●新型ハスラーでは、上述の3つのプロテクションフレーム上下を繋ぐようにデザインされているパイプフレームは、クロスビーのそれと同等のブラックのデザインです。それが左右を貫き、しかも上下ほぼ同じ太さになる事でデザイン上の統一感が出ています。

どうでしょう?言われてみれば確かに!って思って頂けるのではないでしょうか?このような共通項もあって、クロスビーと新旧ハスラーは兄弟車のような雰囲気、デザインを持ち合わせているのかなと思っています。


◎ インパネデザインで残念な箇所

新型ハスラーの上部のパイプフレームの左右端には、サイドウインドウのデフロスター口があります。

どうも、ここのデザインがクロスビーと共通になっている(もちろん意図的なのでしょうけれども)のですが、いささか…というかあまりに似せすぎなのかなと個人的には思っています。

とても細かいところですが、こだわってこだわって「これが新型ハスラーだ!」というデザインモチーフを見せてほしかったな、と。

しかも、クロスビーのMZ(上級グレード)にはシルバーのキャップがされているのですが、この新型ハスラーは本革ステアリングを装備している上級グレードと思わしきクルマにも関わらず、キャップの装飾が無い!

コストの部分が見え隠れしてしまう部分です。


それともう一つ。

先代ハスラーのエアコンルーバーは、ヘッドランプ、メーター盤面、そしてスピーカーリングといった部分に、共通の〇×□のモチーフを取り入れており、それがハスラーのアイコンとなってインテリアのポップさをさらに際立たせるものとなっています。

しかし、新型ハスラーは、ヘッドランプこそモチーフを残しながらも、インパネやインテリアにもこのモチーフの姿はありません…

エアコンルーバーはアルト共通のものですし。

ハスラーは大ヒットモデルとして、デザインも含めて軽の中から一歩抜きんでたものだと思うのです。その中のこのモチーフは、ハスラーのアイコンとしてぜひ残してほしかった…新しいデザインとして昇華してほしかった…


と、つらつらと書いてきましたが、いかがだったでしょうか?個人的な印象もいっぱい書きましたが、楽しんでいただけたら幸いです!次回もvol.3という事でインテリアを書いていきたいと思います!お楽しみに!

1 Comment

  1. 後藤勧

    ハスラーでさえも、インバネはプラスチックなんですね。コスト面でもう無理なんかなぁ?唯一あの軽自動車だけは、スズキでインバネプラスチックでなかったけど、お金かかってたのね。

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