vol.1の続きです…
〇新型タントのスペックは?
●スマアシ3の進化や室内空間等
vol.1でエンジンの話まではしましたが、ここからはダイハツの誇る予防安全技術である「スマアシ(現在は3)」がどこまで進化するかという話から書いていこうと思います。
vol.1でも書きましたが、あくまで個人的な予想ですのであしからず!(笑)
現在軽自動車で最も総合的に進んでいるアクティブセーフティ、つまり予防安全技術を持っているのは、新型のDAYZ/ekシリーズだと考えています。
これは、対人自動ブレーキだけではなく、0km/h~の完全自動前車追従走行を搭載しているという総合的な視点からの意見ですが、おそらく、新型タントはここまではやってこないのではないかと予想しています。
ではどこまでか
ズバリ、前車追従式ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール) プラス、
車線逸脱抑制機構
に留まるのではないかと思っています。
どうしてか
意外に思われるかもしれませんが、実はダイハツには2019年5月現在、ACCを搭載しているクルマが無いのです。
スマアシ!自動ブレーキ!と大々的に宣伝している割には、コレ、結構意外ではないですか?
つまり、DAYZ/ekに搭載されている「全車速追従式のACC」ですと、一足飛びの技術を採用する事になるのです。
少なくとも、日本の自動車メーカーで現在そのようなカタチでの全車速追従式ACCをデビューさせたメーカーはありません。
ましてや、新型タントは新型DNGA、新型CVT、一応新型エンジン(KFだけど)という新型のてんこ盛りのクルマです。自動車業界の日進月歩のライバル群雄割拠の中では、いわゆる「全部出し」してしまうと次のマイナーチェンジ等での「目玉」が用意できなくなる恐れがあります。
また、あまりに新技術を一気に投入してしまうと、リコールの原因となってしまう例もあります。
このため、あくまで「ダイハツ初のACC搭載車」という一応の箔をつけてデビューさせ、しかも軽自動車NO.1のN-BOXと同等の「車線逸脱抑制機構」を搭載させる事で、
「軽最高”ランク”の安全性能」
(全車速追従ACCは安全装置とは厳密には違うため、安全性能を謳うのに関連はしていない)と宣伝できるという寸法です(^^ゞ
●軽初のパーキングアシスト機能搭載
ダイハツは、新型車を出す際にやたらと「クラス初」の何かしらの技術を搭載したがるという傾向があります。
この新型タントに搭載される「軽初」技術は、このパーキングアシストだという情報が入ってきました。
そう、ニッサンの「インテリジェント・パーキングアシスト」のダイハツ版です。その名も「スマートパノラマパーキングアシスト」
ここでミソなのは、「スマート」は分かるのですが、なぜ名前に「パノラマ」が入っているか。
ダイハツの「パノラマ」といえば、スズキでいう「全方位モニター」と同等の「パノラマモニター」ですね(しかしダイハツは、ネーミングセンスがべらぼうに良い…というか、スズキのネーミングセンスがべらぼうに悪いと言うべきか…)。
つまり、スマートパノラマパーキングアシストは、パノラマビューとのセット装備という事です!これはニッサンでも同じで、真上視点(トップビュー)から見た画像を解析して、
「自車両の回転半径中心①」「隣接車両に干渉しないエリア②」「目標駐車位置までの自車両軌跡のシミュレート③」を以て、指定した駐車位置までのルートを導くというシステムがあるからです。
これは、かなりの高額オプションになる予想がつけられる為、軽初という称号にビビッてしまいそうになりますが、ライバルのスズキとして付け入る部分はその金額!という事になりそうですね~。
●ミラクルオープンドアの継続採用
タントが他社ライバルのスーパーハイトワゴンと一線を画す装備として採用したのが、このミラクルオープンドアでした。
新型タントは、しっかりとそれを踏襲し、DNGAを採用した事による室内空間の拡大と相まって、非常に大きなセールスポイントとしてPRしてくる事が予想されます。
また、vol.1に登場したコンセプトカー、DN U-SPACEに採用されているチップアップスライドシートが採用されるかどうかがポイントと思っています。
これは、助手席の座面を跳ね上げ、フロントへスライドする事で後席への乗り降りをしやすくする機構で、構造上センターピラーレスのミラクルオープンドアとの親和性が非常に良さそうです。
もしこれが新型タントで採用されたら、他車軽には比べ物にならない程の後席乗降性能が発揮される装備だと思いますし、これは単純に脅威だと思います(;^ω^)
●大画面ナビの採用(9インチ以上は確定か)
新型DAYZ/ekで軽自動車にも9インチナビが採用され、大画面ナビは軽自動車の中でも人気の装備となっています。
新型タントは親子で乗るコンセプトゆえ、大画面ナビが求められるのはもはや必然。アクセサリー設定が上手なダイハツが、これを見過ごすはずはありません。
現行で8インチナビが設定できるのですから、当然1インチアップの9インチは設定してくるだろうと予想しています。また、後席モニターもサイズアップしてくるだろうと思っています。室内空間が広くなり、後席に子供を乗せ下ろししやすくなれば、後席子供乗車状態での便利な装備が求められるのもまた必然、ですからね。
と、ここまでつらつらと書いてきましたが、やはり軽スーパーハイトワゴンというカテゴリを創生した主、タントの風格十分といったところでしょうか。
スズキとしては非常に脅威で、スペーシアの売り上げに多大な影響を与えてくるのは必至です。僕の予想から見るのであれば、金額の部分と走りの部分でのウイークポイントが果たして存在するのかどうか、というところが最大の注目ポイントだと言えるでしょう。
なんにせよ、新型タント、敵ながら非常に楽しみにしております!!
おはようございます。楽しく読ませていただきました。他社の情報もいいですね。購入はできませんが、7月が楽しみです。これからも、アップお願いします⤵️