唐突に発表になりました、大人気軽スーパーハイトワゴンのスズキ スペーシアの派生車
「スペーシア ギア」
このスペーシア ギアのティザー情報を見て、早速現時点で想像される内容を私「エステラオ」流に解説していこうと思います!
ハッキリ言って、
凄まじく細かい部分まで見ていく
超マニア視線でいきますから、着いてこれる方だけ着いてきてください(笑)
このティザーを見て、まず思ったのが、
このクルマは
「ハスラー×スペーシア」
という新しいジャンルの軽スーパーハイトワゴン…
「ライトSUVスーパーハイトワゴン」
なのではないか?
という事です。
一見標準のスペーシアと比べて車高の調整は入ってなさそうですし、タイヤサイズも14インチのままっぽいですので、スペーシア ギアは、
悪路走破性能を磨いたSUV
ではなく、あくまでスペーシアをよりアウトドアで楽しむための
ライトSUV仕様のスペーシア
という位置づけなのかなと。
では細かく見ていきましょう!
まず目に着くのは、かなりギョロッと迫力のあるヘッドランプからウインカー、そしてLEDフォグランプへ繋がる縦3連の丸モチーフでしょうか。しかもこれ、良く見ると…
現行ジムニーと同じ!!??
ような気がします(笑)ヘッドランプの中のポジションランプの位置や、ウインカーレンズ表面のハチの巣のようなハニカムパターンまで一緒のような…
さすがスズキ!やりよる!
でもちょっと待ってください。ジムニーといえば、世界に誇るスズキの一流オフローダー(ジムニーのスゴさを語る記事vol.1参照)…見方を変えれば、このジムニーの伝統アイコンである丸目、丸ウインカーを使用することで、これはスズキのオフロードテイストを彷彿とさせる巧妙なデザインヘリテージなのではないのか!?
つまり、流用でのコストダウンと、デザイン面でのSUVテイストを両立させた…?
さすがスズキ!!!やりよる!!!
これだけじゃないんです!
丸目の周りを覆う、グリルと繋がった大きなガンメタのヘッドランプカバー。
このライン、スペーシアの標準車と同じではないですか?
つまり、ボンネットは標準スペーシアと共通っぽいのです!
しかも、フェンダーに当たる部分のカッティングも同じように見える…これ、フェンダーも標準スペーシアと同じかも?
と考えれば、ヘッドランプ側面からバンパーの大きなガンメタのガーニッシュに落ちていくライン。
これはあえてフロントバンパーのカドを立たせているように見えるため、おそらく外観のタフさを表現しているのだと思うのですが、これ共通部品のフェンダーを使った割には上手くできていると思いませんか?
最近のスズキ車のデザイン力は、個人的に非常に優れたものがあると思っています。
一見してアウトドア仕様だなと分かる、丸型モチーフとガンメタのガーニッシュ群でかなりのゴツさを感じさせるデザインですね。
ホイールはどう見ても鉄チンホイールなのですが、これ実はスペーシアのディーラーオプションのアクセサリーにあるコチラ ↓
どうです?似てません??
これのガンメタ仕様なのかなと予想します。
それでも、ハスラーで採用したカラー鉄チンホイールに見られるような、アウトドアテイストを想起させるようなアクセントになっていますね。上手いことコスト管理をしているなと思います。
細かいデザインの話なのですが、グリルに配された丸四角のメッキ?モチーフ、上述のガンメタヘッドランプカバーの側面に配された丸四角のエンボス加工、そしてサイドドアのガンメタガーニッシュと、よく見たらサイドスポイラーやリヤバンパーのガーニッシュにも。
これらは、スペーシアのデザインモチーフである「スーツケース」のビードに相当するモチーフですよね。
ボディサイドに配されている丸四角のプレスラインと合わせたカタチで、スペーシアの元々持っているキャラクターと合わさっていてデザインに共通性を持たせているんですね。
それと、スペーシアと違うのが2トーンルーフ仕様ではなくてもルーフレールが装着されるようなので、これは荷物満載でキャンプに行きたい!ホンダのN-VANに対してのスズキ側からの強力なライバル出現と言えるかもしれません!
外観デザインは、上手にコスト管理とスズキSUVのらしさを融合させたデザインと言えそうです。かなり個性的なので、万人受けするようなデザインとは思えませんが(笑)
インパネは、よりアウトドアを感じさせる渋いカラーになっていますね!チラリと見えるオレンジのアクセントがキーになりそうです。
それと、地味なところですが本革ステアリングと本革シフトノブ!スペーシア ギアにこれらの装備があって僕は少し嬉しくなりました(笑)
なんせ、本革ステアリングと本革シフトノブ大好き人間なので!!
スペーシアのシートに撥水加工を施して、さらにオレンジのステッチがアクセントになっていますね!
アウトドアでの使用を、より快適にしてくれるのがこの防汚ラゲッジですね!このあたり、まさにハスラーの装備を継承しているという感じですので、スペーシアの広さとユーティリティ、それとハスラーの丈夫な防汚仕様が合わされば、非常に魅力的な荷室と言えます!!
ライバルと目されるN-VANとは、この内装のクオリティ、質感で非常に大きな差をつけていると思われますので、「オシャレにカッコいいクルマに乗りたいけど、アウトドアの使い勝手は欲しい」というよくばりな方にはぜひよろしいのではないかと(笑)
スペーシアの使い勝手を、さらにアウトドア仕様に強化したアクティブなスペーシアが、このスペーシア ギアと言えそうです!
さて、グレード構成はこちらの2つのようです。ノンターボと、ターボ仕様の2つ。そして、それらの装備の違いは、このティザーを見る限り
- 本革シフトノブ
- パドルシフト
- クルーズコントロール
以上の違いと見受けられます。このあたりは「スペーシアカスタムXS」と「スペーシアカスタムXSターボ」の違いと似ています。
そしてボディカラーがこちら
う~ん、悩みますがガンメタの2トーンルーフというのが斬新で良いですね。個人的には、ジムニーのジャングルグリーンあたりを設定してほしかったのですが…
それでも、スペーシア不動の人気色、オフブルーメタリックの2トーンなんて非常に気になるところです!
いかがでしたでしょうか?激戦区の軽スーパーハイトワゴンの中で、新しいジャンルの「SUVテイスト」を盛り込んだ新ジャンルのスーパーハイトワゴン スペーシア ギアですが、新しいジャンルとして2018年デビューしたN-VANのライバルとなりえるのか?注目されるのは必至でしょう。
N-VANは室内空間の使い勝手を重視している一方、スペーシア ギアは外観が非常に個性的で、SUVテイストのエクステリアが最大の武器ですが、上述したようにインテリアの質感の高さはスペーシア譲りですので、N-VANの簡素なインテリアとの差も武器と言えそうです。これらの武器を手にし、スペーシアシリーズはどこまで販売を伸ばせるでしょうか?
金額等はまだ不明ですのでなんとも言えませんが、
スペーシアのXが1,468,800円(税込)
カスタムのXSが1,690,200円(税込)
なので、この中間くらいの金額でならワンチャンあるのではないか?と個人的に思っています。あまりにカスタムXSと年額が近すぎるとメッキギラギラカスタムに惹かれる人が続出してしまうと思いますし、
N-VANの+STYLE FUNが1,560,600円(税込)
なので、これくらいの金額でぜひガチンコ勝負をかけてほしいと思います!!
皆さん、新型のスペーシア ギア、注目ですよ!!
こんにちわ
いつも楽しく読ませていただいています(初コメントです)。
なんで、スペーシアのノーマル顔にターボ設定が無いのかと思っていたら、こういう変化球が用意されていたのですね。で、これを出しておいてから、じっくり新型ハスラーの味付けをするという、なかなか心憎いものがあります。
さて、新型ジムニーのモデチェンのときに、ハスラーの存在が新型ジムニーの吹っ切れたモデルチェンジを可能にした側面がある、というお話が出たように記憶しています。
では、次のハスラーのFMCは、ジムニーとギアという両極端の存在を前提として作ることになるわけですが、どういう方向性になるとお考えですか?間に挟まれて、個性に乏しい次男坊にだけはならないで欲しいですが、現行ワゴンRをベースにどこまで進化させられるのか、大いに気がかりではあります。トータルバランスを追求した優等生になるのかな?販売台数的には大黒柱になると思うので、是非、気合いの入ったモデチェンを望みたいです。
ちょっとリフトアップしたり、イヂリたくなるような車ですねー!
スペーシアのカスタムは不評も有るけどあれはあれで好きな人いるし、ノーマルスペーシアがちょっとパンチ力足りない部分ギアは人気出そうですねー
詳しくありがとうございます。
カスタムとギアどちらも欲しい。
それで、メリットを考えてみたら性能は同じ。
ギアは撥水加工シートと汚れても大丈夫な室内。
屋根に荷物をのせれると。かわいい見た目と
遊びに行きたくなるような内装。
カスタムはカッコイイ見た目と高級感ある内装。三連メーター。
今のところギアに気持ちいってるかな〜〜。